このページの本文へ

アルバイト探しは意外に簡単~留学生が知るべき5つのこと~

日本に来た留学生の中で、約7割がアルバイトをしています。皆さんが思っているより留学生のアルバイト探しはそんなに難しくないのです。必要な許可や時間制限、求人ルート、応募方法などの情報を事前に把握しておけば、アルバイトはきっと見つかります。留学生がアルバイト探しの前に知るべき5つのことをさっそく見ていきましょう!



1、まずは国の許可を取得する
留学生が日本でアルバイトをするなら、まず「資格外活動許可」を取得しなければなりません。申請方法はとても簡単です。留学ビザで初めて日本に入国する際、空港で申請し、その場で許可を取ることができます。(ただし、在留期間が三カ月以内の場合は空港で申請できないです。)

たとえ空港で申請しなくても、住んでいる地域にある出入国在留管理局に行ったら、資格外活動許可も申請できます。しかし、その場合は審査期間が2週間〜2ヶ月かかるので、新規入国時の空港での申請がおすすめです。


2、一般的な時給や労働条件を知る
①時給
正式にアルバイト探しを始める前に、住んでいる地域の最低時給を把握しましょう。兵庫県の場合、最低時給は928円です(2021年10月から)。それさえ分かっていれば、不当に低い給料で働かせるアルバイトを避けられるでしょう。全国の各都道府県の最低時給は「地域別最低賃金の全国一覧」で確認できます。

勤務時間の上限
留学生のアルバイト時間制限は、1週間に28時間以内です。掛け持ちのアルバイトでも、残業があっても、全ての勤務時間を合わせて28時間に抑えなければいけません。しかし、夏休みのような教育機関の長期休業期間の場合、「1日8時間」、「週40時間」までは大丈夫です。

税金
基本的には、アルバイトの給料も課税されるので、実際にもらった給料は税金から差し引かれた金額です。税金の税率は日本に住んでいる年数と給料額により異なります。しかし、中国や韓国、タイ(※)からの大学生と大学院生(専門学校と日本語学校生は対象外)の場合、それぞれの国と日本に結ばれた租税条約の関係で、税金を免除できます。その際には、雇用先を通じて税務署に税金免除申請の手続きをする必要があります。

※タイの場合は、滞在期間や収入金額などにより、税金免除の制限が設けられています。



3、アルバイトの探し方
アルバイトの探し方はいろいろあります。例えば、インターネットで検索したり、友達に紹介してもらったり、店舗でバイト募集のチラシをみたり、駅やコンビニでよく見かける求人情報誌をチェックしたりするなど、いろいろなルートがあります。


4、留学生がよくするアルバイト
一番多いのはカフェや居酒屋などの飲食店でのアルバイトです。その次は、コンビニやドラッグストア、アパレルショップなどの営業・販売業です。(出典:令和元年度私費外国人留学生生活実態調査概要)アルバイトとして翻訳や語学教師をやっている留学生もいますが、比較的N2以上の高い日本語能力が求められます。

ただし、留学生の場合、注意すべきなのは風俗営業にあてはまるアルバイトは強く禁止されていることです。たとえば、バーやパブ、ゲームセンター、パチンコなどの場所です。これらの施設では掃除したり、お皿を洗ったりするような一見問題が無さそうな仕事でも禁止です。




5、アルバイトの応募について
応募したいアルバイトが決まったら、次は履歴書の作成と面接です。履歴書はコンビニや文具店で買うことができます。黒いボールペンで書き、在留カードに使うような証明写真を貼り付けましょう。

面接自体は、「応募動機」、「今までのバイト経験」、「週に何日アルバイトできるか」などのよく聞かれる質問に答える準備ができていれば、問題はないでしょう。服装のほうは、「私服」、「服装自由」の場合、スーツまで着る必要はないですが、派手な服装とアクセサリーを避けた方が良いです。そして、最も重要なのは、遅刻しないことです。5分~10分前をめどにして、遅刻しそうだと分かったらすぐに連絡することが重要です。


多くの場合、合格したら電話で通知がきます。指示に従って、必要な準備をしましょう。しかし、アルバイトはきっちりこなしつつ、本業である勉強も忘れてはいけません。勉強に支障をきたさないようにアルバイトの時間を入れましょう!その他の注意事項は「神戸のアルバイト」をご参考ください。