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【神戸電子専門学校特集】日本社会で活躍できる留学生になる

「ここは、日本語を勉強するための学科ではありません。」そう話すのは神戸電子専門学校国際コミュニケーション学科の学科長を務める森岡先生です。



「ここでは日本での進学や就職など、留学生たちの夢の実現に繋がるように、資格の勉強や日本語環境下でのパソコンの一般的な使い方、そして日本文化やビジネスマナーなどを中心に教えています。留学生たちが日本の社会に馴染めるように、そして日本人と良好な関係を築けるコミュニケーション力を身に付けてもらうことが目標です。」

学校は三宮駅から徒歩10分、閑静な北野異人館の近くにあります


ゲームやプログラミングなど、専門性のある学科を多くもつ神戸電子専門学校に国際コミュニケーション学科が開設されたのは2年前の2020年のことでした。日本語能力の不足により、日本の社会に適応できない留学生が増えてきたこと、また、海外でのアニメやIT、ゲーム人気から、CGやプログラミングを学ぶ目的で入学する留学生が増える一方で、日本語学校での勉強だけでは100%日本語で行われる授業についていけない留学生も出てきたことに対応するためでした。

和やかな雰囲気で、先生と留学生たちとの信頼関係が見えました


「とは言え、卒業後の目標に向かうためには日本語力が必須なので、日本語の授業ではその力の証明として、日本語能力試験N2合格!を主たる目標としています。他の授業では実習やプレゼンテーションを多く行い、進学や就職に役立つ実践的なスキルを身に付けてもらっています。また、社会人常識マナー検定JapanBasicという資格を取るクラスもあります。これは日本でのビジネスマナーをカバーする内容のもので、取得すると履歴書にも書ける資格です。」

先生方がここまで実践にこだわるのは、留学生たちの目標や夢を叶えるためです。国際コミュニケーション学科では、入学試験の時に各学生の目標や入学の目的をしっかりと聞くようにしていて、多くの学生が卒業後に日本で就職するという目標を掲げています。しかしそのためにはただ日本語を学ぶだけでなく、日本社会の常識やマナー、そしてある程度専門的なスキルも培わなければなりません。

天井が高く、明るいオープンスペース


「1年生たちが最初にぶつかる壁が時間ですね。特に期日を守ることが難しそうです。それぞれの国で時間に対する考え方が異なりますが、日本社会では時間を守ることは他の国以上に大切です。学校にいる間にこの部分を習慣化しないと、学生もしんどいですし、日本社会で生きることが息苦しくなるかもしれません。

実は、国際コミュニケーション学科には「3つの守る」という合言葉があって、時間の他に約束、規則を守ることに関しても徹底した指導を行っているので、学生たちの出席率はほぼ100%なんです。遅刻もほとんどありません。」

そんな学生たちの就職を支援するため、神戸電子専門学校国際コミュニケーション学科では、履歴書の添削や面接の練習など、留学生向けの手厚いサポートを行っています。

留学生にも人気の3DCGコース オープンキャンパスの様子


国際コミュニケーション学科は本来2年間の課程ですが、日本語の上達度合いによっては1年で修了し、学校内の他の学科に進むことができます。留学生に特に人気なのはITやアニメ、ゲームの学科で、学校全体の留学生比率は約1割なのに対し、アニメ学科では年によっては留学生が3割近くを占めることもあります。学校内にはレコーディング施設、ホール、音響設備などが完備されていて、学生たちは充実した環境で夢に向かって努力することができます。



取材を通して、何よりも印象に残ったのは、留学生たちと先生たちの距離感の近さでした。生徒たちは親に相談するよりも先に先生に話をしていたり、先生たちは休日であっても生徒たちのサポートをしていたりと、互いに信頼し合っていることを感じました。

神戸電子専門学校の皆さん、お忙しいなかありがとうございました!


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