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就活支援プログラムを通して神戸で働きたい

神戸国際大学  経済学部
グェン ティ タオ リン/Nguyen Thi Thao Linh
ベトナム(来日3年)

今までの経歴を教えてください。

ベトナムの高校を卒業してから、現地の大学で四年間勉強しました。そして、2021年秋に日本語研修生として神戸国際大学の国際別科に入学し、1年くらい日本語研修を受けた後、三年生として経済学部に内部進学しました。今は「留学生就職促進教育プログラム」に参加し、就職活動に取り組んでいるところです。

どうして日本に留学しようと思いましたか。

中学生の頃から日本への印象がすごくよかったです。なぜかというと、ベトナムは日本政府からいろいろ援助をもらって、ベトナムにとって日本は大切な経済パートナーだと感じているからです。その関係で、大学は日本語学科に入学しました。
でも、実は最初から日本留学をしようと考えていた訳ではありません。大学四年生になった時にコロナが流行し、ベトナムでの就職もうまくできませんでした。それをきっかけに、日本への留学を考え始めました。

なぜ神戸を留学先として選んだのですか。

実は私は神戸以外の留学先を考えたことはありません。神戸は海もあるし、山もあるし、立地がよくてちょうどいいところだなと感じたので、最初から神戸に行こうと思っていました。実際に留学に来てみて、神戸の留学生活はとても楽しいです。

これからも神戸で就職できたらいいなあと思っていますし、神戸にずっと住みたいです。東京ほどにぎやかではないですが、田舎ほど静かでもないです。企業がたくさんあり、就職先に困ることはないと思っています。

国際別科はどんな学科ですか。何を勉強していましたか。

国際別科には60人くらいの留学生がいます。主に中国やベトナムの協定大学から入った学生が多いです。1年間(長いと1年半)で初級から上級の日本語を勉強することができます。また、日本語の授業だけでなく、教育研修、茶道や書道などの日本文化の研修もあり、学部の留学生と日本人留学生との交流機会も設けられています。

国際別科に入った留学生はほとんど神戸国際大学の学部に進学します。学部を卒業した後の進路に関して、私の周りの友達の場合は、大学院に進学する人が多いですね。神戸国際大学には大学院はないので、近隣の神戸大学や大阪大学などの有名な大学の大学院で経済関係や観光を勉強する人が多いようです。

参加した「留学生就職促進教育プログラム」はどんなプログラムですか。

留学生就職促進教育プログラムは、外国人留学生を対象に、「日本語教育」、「キャリア教育」、および「インターンシップ」を組み合わせ、就職活動を支援するプログラムです。このプログラムでは、N1資格の取得やビジネスレベルの日本語を学ぶことができます。一方、企業見学や就職面接会、インターンシップを通して、日本企業の文化を深く理解することができ、スムーズに就職活動を準備することができます。また、プログラムへの参加により、毎月最大48,000円の奨学金ももらえます。

私はプログラムの参加前にN1の取得をしたので、今は、プログラムを通してインターンシップの申請を準備しているところです。銀行のような金融系の会社でインターンシップできたらいいなと思っています。

◎もっと知ろう!神戸国際大学特集記事あなたの夢をサポート!神戸国際大学の独自の留学生支援

このプログラムに参加したメリットは何だと思いますか。

プログラムに参加する前は、生活費をできるだけ自分で払おうとしてアルバイトのシフトをできるだけたくさん入れましたが、今は奨学金をもらっているので、アルバイトの時間を減らし、勉強と就職活動に専念できるようになりました。

神戸国際大学のどんなところが好きですか。

一番好きなのは学生を一人にさせないということです。今、就職活動に向けていろいろ準備していますが、やはり不安を感じやすいです。でも、キャリアセンターの先生たちがすごく支援してくれて、就職活動の情報もいろいろ提供してくれました。なので、不安なく卒業するまでやっていけることがありがたいです。

また、大学の好きな場所という意味では、私の場合は食堂の自習室ですね。食事の後、海を見ながら勉強できるのがとても好きです。落ち着いた環境で宿題や勉強に集中できます。

休みの日はどう過ごしていますか。

だいたい月に一回くらい言語交流クラブに行って、日本人と交流しています。それ以外の時間は家でゴロゴロすることが多いです。でも、最近は着物にすごくハマっていて、週に一回くらい着付け教室に通っています。これから、休みの日に着物で出かけようと考えています。

結び

リンさんは神戸国際大学での留学生活を通じて、学際的な環境で自らを挑戦しました。大学が提供するサポートと豊かなカリキュラムに感謝しながら、これからの未来に期待を寄せています。留学生活が、リンさんの成長とキャリアにどのような影響を与えるか、楽しみにしています。