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コロナウイルスの影響により自粛中の日本人学生との交流

今年はコロナウイルスの影響で行きたいところへ行けなくなったり、また、したいこともできなくなったりと、多くの人々の予定が変わってしまったのではないでしょうか。

日本に住み続けたいのに住めない、日本で勉強したいのにできない、日本に行きたいのに行けないという外国の方も本当にたくさんいると思います。そんな人が少しでも日本文化に触れられるようにと、神戸学院大学の岡部芳彦(おかべ よしひこ)教授により「日本について学ぶ世界の学生と神戸学院生とのグローバル・セミナー(5講座)」(5月23日~7月25日)が実施されました。

このセミナーには、ロシア、ウクライナ、台湾、韓国、フランス、中国の学生(計27名)と神戸学院生(計27名)が参加し、オンラインで日本文化やそれぞれの国の生活などについてディスカッションをして、国際交流を楽しみました。




第1回から第4回の講座で取り上げられたテーマは、日本のおもてなし、日本のアニメと漫画、関西弁、自分の好きな歴史上の人物でした。岡部先生の講義の後には、参加者の学生は毎回ミニグループに分かれて、講義の内容について意見交換などの話し合いをしました。第5回の最後の講座では、参加者自身が感想やセミナーで学んだことを話したり、自分の国と日本との今後の文化交流について意見を出したりしました。


 


セミナーに参加した学生の感想をご紹介します!

スコター・アナスタシアさん(ウクライナ出身)、28歳、日本語を5年間学んでいます:

「このセミナーで日本の文化や歴史などについて色々なことを知ることができ、日本語の練習にも大変役に立ちました。いつもは日本人学生とコミュニケーションを取る機会が少ないので、今回は講座、グループディスカッション、フリートークなどで日本語でたくさん会話ができてとても面白かったです!またこのようなゼミがあれば、是非参加したいと思います!」


タナカ・モエさん(日本出身)、20歳、神戸学院大学生:

「今回のセミナーに参加して、海外の学生の日本への関心が高く、私たちより日本の文化を知っているということに驚きました。特に、ある海外の学生は好きな日本の歴史人物というテーマで話をした時に、日本の古文に興味があり、百人一首が好きだと聞いてびっくりしました。今はコロナで国の行き来がなかなかできない状況の中、オンラインでのグローバル・セミナーのおかげで、まるで海外にいるような時間を過ごすことができてよかったです。私たち日本人にとっても海外に触れる良い機会になりました。次回も必ず参加したいです。また、もっと多くの学生にも参加してもらいたいと思います。」





岡部先生にも感想を伺いました:

「実施の目的の一つは海外の日本について学ぶ学生の皆さんのために、日本の文化の勉強と日本人の学生とのコミュニケーションの場を設けることでした。このセミナーを通じて参加者の皆さんは日本のことも、国際コミュニケーションについても学ぶことができたと思います。日本の歴史や考え方などが理解できた気がします。」


セミナーが終わった後、参加した学生は修了証書をもらいました。





皆さん、次回は是非、オンラインでお会いしませんか?