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日本留学部屋探し~金銭面と安全面からチェックしましょう!

日本に留学して一人暮らしをする場合、どのように自分に合う部屋を探せば良いかご存知でしょうか?特に留学生は予算上それほど余裕がない上に、海外での一人暮らしは安全性を心配している方もいらっしゃることでしょう。今回は、自分が納得できる価格で安心な部屋を見つける方法、注意すべきポイントをお伝えしていきます!



・金銭面からチェック!

①初期費用
日本で賃貸契約をする際に気を付けるべきなのが初期費用です。場合によっては家賃の4~5倍のコストが発生することもあります。初期費用をどのくらい抑えられるか、留学生活でかかる費用に大きく影響してきます。初期費用の内訳は主に①敷金(家賃が払えなくなる時などに備え徴収されるもの)、②礼金(お礼として大家さんに支払うもの)、③日割り家賃、④仲介手数料、⑤火災保険料、⑥鍵交換代、⑦クリーニング代があります。敷金と礼金はそれぞれ家賃の一か月〜二か月分が一般的です。初期費用を抑えるには、まず敷金と礼金なしの部屋を選ぶことが一番オススメです。

ほかには、24時間安心サポートや害虫駆除費、消臭代などの名目のついた初期費用もあります。場合によってはなくすこともできるので、疑問があれば一度仲介業者に相談してみてください。また、クリーニング代などの出費は退去時に払う物件もあります。初期費用だけでなく、契約時に退去時の出費まで確認することもお忘れなく!

同じ物件でも、仲介業者により初期費用が変わるところもあります。予算を気にするのであれば、2、3社の仲介業者から初期費用の見積もりをもらって比較するのもいいでしょう。


②毎月の出費
毎月払う①家賃のほかに、②管理費・共益費、③水道代、④電気代、⑤ガス代といった費用もかかります。家賃は地域によって相場の差があります。例えば、東京の家賃は大体7~8万円に対して、大阪と神戸の家賃は大体4~5万円くらいです。家賃も留学先を決める要素の一つとも言えるでしょう。また、管理費・共益費は家賃の5~10%だと言われています。これを超えたら、少し高すぎるかもしれません。

節約するにあたって、ガスの種類にも気を付けなければなりません。日本のガスは都市ガスとプロパンガス(=LPガス)の二種類があります。一般的に、ガス代は都市ガスよりプロパンガスのほうが2倍ほど高いです。よく自炊したり、お風呂に浸かったりする人なら、都市ガスの物件を選ぶことがオススメです。他には水道代が毎月統一価格の物件やインターネット付きの物件もいいでしょう。いろいろ見て比べて、一番条件に合った部屋を選びましょう!



・安全面からチェック!

①物件
どこの国でも一緒だと思いますが、防犯性や安全性を重視するには、まず道路から窓を覗かれない2階以上の部屋を選びましょう!女性の一人暮らしの場合、オートロックモニター付きのインターホンがついている部屋に人気があります。その他、管理人がいる、エレベーターや玄関に防犯カメラがついているなどの要素も安心につながります。

そして、実際に部屋を内見する際に、まず注意すべき点はドアと窓の施錠状態です。特に、二重ロックであるドアチェーンは防犯に効果的です。壊れたり、ついていなかったりする場合、さきに業者さんに聞いておきましょう!

災害時、もっとも重要である非常口の場所と周辺状態も内見のポイントです。避難経路が塞がれていないか、避難ルートがどうなっているか、1回現地でしっかりチェックしましょう!また、非常ドアの外に鍵がかかっている、廊下の照明が明るい物件のほうも、不審者は近寄りづらくなるでしょう。


②周辺環境
学生は一般的に学校の周辺に住むことが多いです。学生の割合が多いので、学校周辺は比較的安全性が高いエリアとも言えます。それでも、物件の前の道の人通り量、学校や最寄り駅から家に帰る道の街灯なども1回現地でチェックした方が安心です。また、周辺環境は昼間と夜が違うところもあるので、できれば、夜に物件の周りを歩き回ってみて、夜の環境を確認しましょう。



異国での部屋探しにあたって、気を付けなければならないことは他にもあります。本記事で述べた内容のほかに、日本政府が作成した部屋探しガイドブックにも部屋の探し方や契約の注意点などの知識と情報が満載です。

また、神戸市には、外国人向けに部屋探しの多言語総合窓口が設置されています。必要な方はぜひ足を運んでみてください。本サイトでも、先輩による一人暮らし経験談の記事が掲載されています。部屋探しの実態が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

部屋探しのポイントを押さえ、いろいろな物件を見比べて、安心して暮らせる部屋を見つけましょう!