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もっと知る!日本の大学生活

日本の大学へ留学に行ったら、どんな学生生活が待っているか、知りたいですか?学校の年間行事から、授業や課外活動まで、「これこそ日本の大学!」というポイントを事前に押さえておいて、より具体的な日本の大学留学のイメージをつかみましょう!今回、大学生活のユニークなポイントを9つまとめました。早速、一緒に見ていきましょう!


ポイント① 新学期は4月から
新学期の始まりは一般的な9月と違い、日本の場合は4月からです。近現代に入ってから、国の会計年度に合わせるため、日本の学校は4月から、次の3月までを一学年としています。
また、4月といえば、桜のシーズンです。咲き誇る桜と共に新生活が始まるのも晴れやかですよね。

ポイント② 3つの長期休暇
日本の大学の長期休暇は三つあります。まずは春学期の終わりの夏休み(9月~10月)で、一カ月半~二か月くらいです。次は冬休み(12月下旬~1月上旬)です。年末年始、お正月に合わせて、大体二週間あります。最後は秋学期の終わりの春休み(2月~3月)です。二か月の休みがあり、一番長い休暇となります。
よく長期休暇を利用して、運転免許を取得したり、旅行したり、インターンしたりする日本人学生が多いです。留学生のみなさんもこれらの休みを活かし、充実した休日を過ごしましょう!

ポイント③ 入学式と卒業式は服装が違う!?
日本では、入学式と卒業式は、フォーマルな服装をするのが一般的です。4月の入学式では、多くの人が黒や紺のスーツを着ます。一方、3月の卒業式では、男性はスーツで、女性はスーツより袴を着る人のほうが多いです。元々、袴は明治時代(1868年~1912年)女学校の制服です。今は女子学生が卒業式でよく着ている伝統的な衣装となっています。卒業式の袴はレンタルをするのが一般的なので、せっかく日本に留学するなら卒業式は袴を着てみてはいかがでしょうか?きっとすてきな思い出になりますよ。



ポイント④ 授業時間、1講義は90分間
日本の大学は1日だいたい6講義があり、1講義が約90分です。世界の大学に比べると、授業時間が長い方です。途中でトイレ休憩を取る先生もいますが、もしなかったら、遠慮せずトイレに行ってください!

ポイント⑤ ゼミ制度
ゼミはゼミナールの略称です。少人数の学生は指導教授と一緒に研究活動を行うグループ授業のことです。日本の大学生は一般的に三年生になると、ゼミに参加します。ゼミを通して、自分が研究したいテーマを設定し、教授と先輩後輩と議論を重ね、研究活動を行います。最終的に四年生の時に、研究結果を卒業論文の形式で発表することになります。学生の学習に対して非常に主体性を求める授業です。また、将来大学院に進学する場合、こうした経験も研究活動に役に立てられます。

ポイント⑥ 三年生から就職活動スタート
日本の大学生は在学中に就職活動を行うのが一般的です。大体三年生の夏ごろから就活の準備を始めます。春になると、キャンパスで黒いスーツを着ている就活生の姿をあちこちが見られます。そういう風景も一つのキャンパスの風物詩です。海外の学生たちとは違い、卒業前に就職先を決める学生がほとんどです。

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ポイント⑦ 学園祭
日本のアニメやドラマをよく見ている人なら、学園祭を知らない人はいないでしょう。学園祭は毎年学生が主催する一大イベントです。主に秋に開催され、大体3~4日間が多いです。食べ物が販売される模擬店を出したり、ステージでパフォーマンスをしたり、フリーマーケットや展覧会などのイベントを行ったりします。学生だけでなく、校外の人も参加できるので、この時期のキャンパスがかなりワイワイしています。また、留学生の場合、母国の学生会として模擬店を出して、母国の本場料理を作って販売することもできるので、ぜひチェックしてください。

ポイント⑧ サークルと部活
大学生活をもっと楽しくするには、自分の興味があるクラブ活動に参加するのも一つの手です。日本の大学には「サークル」と「部活」の二種類があります。サークルは同好会に近い感じで、自分のタイミングで気楽に参加するクラブです。その一方、部活は大会やコンクールなどの目標に向けてきちんと練習に取り組むグループなので、サークルより厳しくてまじめにクラブ活動を行います。自分の趣味とニーズに合わせてふさわしいクラブ活動を探しましょう。どんなサークル/部活があるか、新学期が始まる前後の時期に、先輩たちが新入生勧誘を行うので、いろいろ行ってみるのがおすすめです。

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ポイント⑨ 寮より一人暮らし
日本の大学に寮が付属されていますが、部屋数の制限と学校との距離の関係で、4年間ずっと住んでいる人はわりと少ないです。大体、賃貸の部屋を借りて、学校の近くに一人暮らしが多いです。部屋を借りるなら、学校の生協や外の賃貸仲介会社を通じて借りましょう。また、日本では、家具や大型電気製品がついていない部屋がほとんどなので、事前に準備することが必要です。

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日本の大学生活について、少しイメージすることができたのでしょうか。異国の大学に進学するにあたって、母国と異なるところがきっといろいろありますが、楽しい気持ちで、ぜひいっぱい体験してみてください!