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神戸で住むなら・・・ホームステイ! ~中編~

前編に戻ります


#2.ホームステイ。

マリア・モロゾフさん(ロシア出身)は、ニジニーノヴゴロド国立言語大学の大学院生で、日露青年交流センターが実施している若手研究者等フェローシッププログラムをきっかけに神戸へ来て、4か月間、神戸学院大学で研究をしていました。今はロシアに帰国し、修士号を取得するため勉強を続けています。


なぜホームステイをすることにしたのですか?

大学がホームステイを勧めてくれました。学校が私に寮室を提供できなかったので、ホームステイが一番いいと思いました。


どうやってホームステイファミリーを探したのですか?

最初は大学の担当者とやり取りしましたが、その後Homestay in Japanという会社を紹介してもらい、ホームステイ先を見つけました。苦手なもの、食べられないもの、趣味などを具体的に知らせてから、ホームステイファミリーの情報と請求書をもらいました。やり取りはずっとネットを通じてしていました。


マリアさんとホームステイファミリー


海外からの支払い手続きはどうやりましたか?

初回は前払いする必要がありましたが、その後は毎月払いました。初回分については、ロシアの銀行を通じて支払う方法があったのですが、その場合は海外振込手数料がかかります。私は、幸せなことに、ロシアに住んでいる日本人の知り合いがいたので、彼にルーブルを渡し、日本円で支払ってもらいました。


ホームステイにかかる費用は毎月いくらでしたか?

毎月10万円程度かかりました。朝食、夕食が付いており、インターネットが無料でした。また、昼食を自分で作ること、キッチンのティーポットなどを使うことができました。


晩ご飯


お部屋はシングルルームでしたか?

そうです。部屋には、私が専用で使えるクローゼットや衣装ケース、小さな冷蔵庫がありました。そのほか、ベッド、テーブル、エアコン、物干しなどの必要なものは全部揃っていました。観ませんでしたが、テレビもありました。


日本人と暮らすのはどうでしたか? お友達をホームステイ先に誘えましたか?

友達を家に誘ったとき、日本人のファミリーはとても喜んでいました。また、彼氏がロシアから来た時に、ホームステイ先で泊まらせてもらいました。
ホームステイ先にはあまりルールがありませんでしたが、夕方までに帰るようにはお願いされていました。でも、そのルールを守れないことが多かったです(笑)。遅くなるときはいつも連絡していましたが、ホームステイファミリーはすごく優しくて、いつも駅まで迎えに来てくれました。
そのほかにも、お母さんとお父さんは色々と手伝ってくれました。例えば、在留カードの登録や、銀行口座、シムカードの申し込みなど、滞在中何かが起こったら、解決のために手を貸してくれました。


来日してから、ホームステイ体験はすごく役に立ちそうですね。

その通りです。可能ならば、ホームステイが大変お勧めです。学生寮などより費用は高く感じるかもしれないですが、留学生寮や一人暮らしの生活に比べたら、いろいろな体験ができると思います。市民の日常生活や習慣に触れ、日本文化をより深く知ることができます。もちろん、日本語力も高まります。夕食のあと、テレビを見ながら、ニュースや文化の違いを語り合ったりして、日本のファミリーと仲良く過ごしました。


みなで外食しています



マリアさん、お時間をいただきありがとうございました。

つづいて、ボグダンさんのインタビューにすすみます。みなさん、一人暮らしの経験についても興味がありませんか?